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自分の命を役立てる 〜致知メルマガを転載〜

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 偉人たちの一日一言 平成28年9月2日(金)
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松原泰道先生から青函連絡船
 洞爺丸(とうやまる)の
 事故の話をうかがったことがある。

 洞爺丸は昭和29年台風のために沈没し、
 凡そ1155名の方が亡くなっている。
 大変な海難事故であった。

 実は松原先生はこの洞爺丸に
 乗るはずだったのだ。

 その年の秋ちょうど
 北海道を講演旅行なさって、
 講演を終えて摩周湖(ましゅうこ)を
 観光して洞爺丸で帰る
 予定だったらしい。

 ところが函館に着いた時に、
 先生の修行時代の先輩の方が
 見送りに来て、
 観光に行こうとしていた先生を
 無理矢理車から降ろして、
「台風が来るから早く帰れ」と、
 強引に自分の車に乗せて、
 港まで連れて行き一便早い船に
 乗せられたという。


 そうして無事東京に帰ると、
 自分が乗る予定だった洞爺丸が
 沈没して大惨事になっていたと知られた。

 事故のあと、ある新聞記者が
 松原先生にも取材された。
 その取材の後にこう言われた。

「松原さん、やはり信心の篤い方には
 ご利益があるのですね」と。

 それに対して松原先生は
「私が死んで他の人が助かったならば
 それはご利益だけれども、
 私一人が助かって多数の人が
 亡くなったのは
 ご利益であるはずがない」と語られた。

 先生のこの厳しいお言葉を、
 私は今も忘れられない。


 あの洞爺丸にはキリスト教
 宣教師さんも乗ってらっしゃった。
 アメリカとカナダの方であった。

 日本の若い母親が救命胴衣が無くて
 困っているのを見て、
 ご自身の救命胴衣をさし上げられて、
 亡くなったらしい。

 ご自身は泳げなかったと
 後でご子息が語っている。

 そんな牧師さんが
 お二人もいたのだ。

 たぶん、松原先生はそのことを
 思っていらしたのであろうと察する。


 孔子
「身を殺して仁を成すあり」
 と言われている。

 時にはわが身を犠牲にしてでも
 人の為に尽くさねばならないという。


 果たして私たちは、
 このように自分のいのちを
 擲(なげう)ってまで
 人を救えるであろうか。

 それは難しいことであろう。
 できない人を責めることはできない。

 ただ、こうして今この世に生まれて、
 生きていられるということは、
 不思議なこと、有り難いこと、
 賜ったいのちなのだと
 真摯に受け止めて、
 自分の都合ばかりを考えずに
 このいのちを何かのお役に立つように
 つとめようと願いたい。

 

円覚寺派管長がやさしく説く
禅の極意、人生の知恵
『人生を照らす禅の言葉』(横田南嶺・著)より


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